前田自然栽培米ミナミニシキの苗

6月末に入り
これから10日間くらい
熊本では田植え真っ盛りとなります。

ナチュラルスタイルの井田です。

これまで
苗の出来が
秋の収穫量に大きく影響するため
米農家さんは集中して苗作りをしているとお伝えしてきました。

さて、
今年の苗の出来はどうだったのでしょうか?

自然栽培米農家さんを
あちこちと訪問して苗を見てきましたが
今年は天候も良く、全般的に苗の出来が良さそうです。

一般の慣行栽培の苗も見ていますが
慣行栽培はF1種を使っているため
やはり苗の成長が揃いやすいですね(F1種の利点)。

一方、苗の成長が
凸凹になっているところもあります。

そのような所は
苗床が水平でなく
水のかかり具合が異なるためなのですね。

自然栽培米農家さんは、
農薬や肥料で生育をコントロールしないので
この苗床の均平作業からかなり意識されています。

氣を付ける点が
「生育環境を整える」ことなのですね。

この微妙な視点の違いが
お分かりになりますでしょうか。

苗の生育をコントロールすることでなく
苗は既に育つ力があるので
生育環境を整えることに注力しているのです。

▼自然栽培の苗を人間に例えると・・・

農薬も肥料も使用せずに育った苗は
人間でいうと
薬を摂取せずに
食べ過ぎずに育った野生児みたいなものです。

これまでは苗床という
親(農家)の目が届く所で育てられましたが
田植えは社会に出るようなものです。

社会で揉まれることでしょう(笑)

雑草という競争相手が現れたり
病害虫という生育を脅かす者が現れたり
異常気象という突然生き辛い生育環境になったり。

そのような環境の中でも
この野生児たちが
自立して育っていくことを願うばかりです。

どうぞ一緒に
元氣に育つことを願って頂ければ幸いです。

高温・多湿注意!お米の保存に氣を付けられて下さい

6月下旬に入り
梅雨時期ということもあり
気温と湿度が高くなってきました。

この時期になると
お米に虫が発生する可能性が高まってきます。

私たちは全期間において
薬剤を使用しないので
どうしても虫が入り込む可能性があります。

どうぞ到着してからも
保管状態に氣をつけて頂けますと幸いです。

お米の保管において
氣を付けるポイントは
低温(13度前後)
低湿 (70%前後)
密封です。

米農家さんも、出荷前までは
冷蔵庫で上記の保管環境に近づけて保管しております。

下記の記事もどうぞ
参考にして頂ければと思います。

お米の保存方法について