私たちナチュラルスタイルは、無農薬の食べ物が一般的になることを目指しています。
よくある質問の一つに、「隣から農薬が入り込まないか」という質問があります。つまり、農薬が隣から入り込んだら自然栽培にはならないだろうと。
農薬が入ってくるかどうかは、正直目に見えないので、農薬の混入がゼロとは言えません。
しかし、ゼロするための努力を積み重ねる必要があります。
99.5%の農家さんが農薬を使用する中で、世の中の常識と異なる考えの農家が「俺の無農薬の田んぼに農薬を入れ込むな」と周りに言い続ける気概のある農家がいないと何も変わっていきません。
しかし、実際に現場を見るとおもしろいことが分かります。
現場では、農薬を撒いている所は、虫の被害を受けているのですが、無農薬・無肥料の所は、虫の被害を受けません。おもしろいくらいに境界線ができます。
この現象のキーとなっているのが、「田んぼにいる生物層」です
島根大学の研究では、土壌には農薬を分解する微生物がいることが分かっています。つまり、田んぼの生物層を豊かにすることが本来の食を作る上で非常に大事なことなのです。