稲作において使用するネオニコチノイド系農薬は、主にカメムシ対策で使用されます。
以前、私たちがお届けしている自然栽培米の中に「黒いお米が入っている」というクレームがありました。
これこそ、カメムシが吸った痕跡です。
市場において綺麗なお米は等級が上がり、取引額が上がります。
よって米農家さんにとっては、農薬を撒いた方が
・手間がかからない。
・取引額が上がる。
・お客様からクレームを受けない。
とメリットが多いわけです。
私たちはいつの間にやら、綺麗な見た目のお米が良いのだ!と思わされていますが、その裏では、農薬がセットになっています。
ネオニコチノイド系農薬は、昆虫への神経系に作用することで効果を発揮しています。
メーカー見解としては「ネオニコチノイド系農薬は水溶性であり残留しない」という主張のようです。
しかし実際の研究では、体内に残留するという結果が残っています。特に、脳に残留することから、子ども達の発達への影響が懸念されているのです。
私たちは、綺麗な食べ物に価値をおき、自ずと農薬等の薬剤使用が当たり前の世の中にしてしまいました。
問題はそれが良い悪いでなく、「これからどうするのか!」
これだけです。